高血圧の注意点

上の血圧が160以上となれば、血管トラブルの危険性がありますから、生活改善による良化が認められない限り、薬の服用をするのは当然のことです。

ところが、高血圧の人は決まってこんなことを言います。

「血圧の薬は、飲み始めたら一生飲まなくちゃならないから考えてしまう」しかし、薬の飲まないで血管トラブルを起こしでもしたら、それこそ一生が突然終わってしまうかもしれません。

よく考えてください。問題は薬を飲むか、飲まないかではないのです。
心筋梗塞などの血管の病は発症すると命に関わります。

たとえ長期にわたって薬を飲み続けるようなことになってしまっても、このような病気を予防して天寿を全うできれば、それに越したとはないでしょう。

服用に際しては、医師も慎重に経過を見守ってくれていますから安心してほしいと思います。それに血圧が上がり、硬くなった血管に対して、降圧薬の効果は絶大です。

服用後、間も無く血圧は下がり、疲弊して破れる寸前の血管も柔らかくするのです。

高血圧の患者さんにとっては、こうした薬も血管を若返らせる一つの要因と考えてよいのではないでしょうか。

水分補給は必要ですが、飲めば飲むほどよいというものではありません。水分の取りすぎは、代謝をよくするどころか、むくみの原因になります。冷たい水は体を冷やし、血行を悪くすることもあります。

水分補給には温かいハーブティやそば茶、はと麦茶のようなノンカフェインの飲み物がおすすめです。

緑茶、紅茶、コーヒー、ウーロン茶などカフェインを含む飲み物のとりすぎは、体を冷やしたし睡眠リズムを狂わせたりします。これらは1日合計2杯までとし、また夜8時以降にとることは控えましょう。